クラウドコンピューティングのメリット
なぜクラウドコンピューティングが使われているのか、好まれているのか、勧められるのかを解説します。
周囲が『クラウド、クラウド』とうるさい!と思っているあなたにクラウドのメリットを理解していただきます。
アクセシビリティの良さ
インターネットにさえ繋げるのならば、世界中どこからでもアクセスすることが可能です。
例えば、出張中に顧客のデータベースを閲覧したい場合、クラウドなら、現地でノートPCやスマートフォンからアクセスすることができます。
これが、非クラウドの場合は、会社に戻らないと閲覧できないことになります。
強固なセキュリティ
クラウドコンピューティングはセキュリティに強いです!
物理的にデータがどこにあるのかわからないし、インターネットに流失しそうで怖いというイメージがあるかもしれません。
ただし、あなたの会社のパソコンに保存してあったとしても、流失する可能性はありますし、そちらのほうが事件としては圧倒的に多いです
例えば、『顧客データを保存してあるノートPCを電車の網棚に忘れた』とか、『PCがウイルス感染して、会社の機密情報がインターネット上にアップされた』などというニュースはよく聞きます。
クラウドならば、上記のような従業員の人為的ミスでデータ流失が起こる可能性は低いですし、データ自体はサービス提供会社がガッチリ守っているので安心です。
ただし、サービスを提供している会社によります。
クラウド上のデータがインターネット上に流出したという事件はあります。
それについてはクラウドコンピューティングのデメリットのページで紹介します。
データの一元化
会社や自宅のPCや、スマートフォンなど、複数の端末でひとつのファイル更新をする場合、非クラウドだと、最終更新がバラバラなファイルが複数できてしまいます。
複数人でひとつのデータを更新する場合も、それぞれの端末ごとにデータが異なります。
これらを一元化するために、最新のファイルをUSBメモリにコピーして・・・・ってめんどくさくないですか?
クラウドなら、全ての端末から同一ファイルにアクセスできるので、このようなファイル更新のずれが生じません。
格安の初期費用
会社の業務で使用しているシステムを新しくする場合、従来のインハウス型システムの場合、サーバを設置してプログラム組んでテストして・・・とものすごい初期費用がかかります。 これに加えて、保守運用のランニングコストもあります。
クラウドコンピューティングならば、サーバもソフト自体も全てサービス提供会社が所有しています。カスタマイズが不要ならば、契約したその日から即使用することも出来ます。 つまり、開発にかかる初期費用が格安or0円で出来るのです。
ただし、サービス使用料の月額コストはかかるので、長期的に使用する場合、従来のインハウス型システムのほうが安く済むこともあります。